自分の相棒であるロレックス「エクスプローラーⅠ」が、最近どうも調子がおかしい…。良い機会だと思って、オーバーホールに出すことにしました。
写真のエクスプローラーⅠ(Ref.114270)は、私が地方へ出張に行ったときに仲良くなった時計店で購入した、非常に思い出深いもの。
数年に1回はメンテナンスとしてオーバーホールをした方が良いことは知っていたのですが、不具合や壊れもなく不自由しなかったので、出す必要はないかと使い続けていました。
しかしここ2~3か月ほど、エクスプローラーⅠの調子が悪い…。早まる時計の針を、いつも時計を振って元に戻していたのですが、それが上手くできなくなりました。
これ以上相棒の調子が悪くなり時計としての役割が果たせなくなった、なんていうことにならないためにも、オーバーホールに出してみることにしました。
一生ものとして、これまで使ってきたエクスプローラーⅠ。修理に出すんだったら、費用がかかっても良いから安心して依頼できる修理専門店が良いです。
そこで時計マニアの友人から、老舗で評判がよく信頼できる修理店を聞き出せました。ちなみに、カナルクラブという修理店で、自分でもネットで調べたところ評判が良い!
友人とネットの口コミ評判が良いならと、
カナルクラブにオーバーホールに出すことを決め、早速サイトから依頼を申し込みました。
申し込んでから2~3日くらいで梱包キットが届き、開くと次のようなものが入っていました。
はじめてオーバーホールの依頼をするので、梱包方法の説明書があるのは有難い。自分で用意するのは新聞紙だけなのも楽ですね。
説明書の通りに梱包をしていき、記入済みの書類も箱に入れ、送る準備が完了。
相棒のいない左腕が妙に軽く寂しいですが、また時を刻んでくれるようになることを祈って郵送しました。いってらっしゃい!
カナルクラブからエクスプローラーⅠが到着したというメールがあり、お見積りが3週間前後で出るとのこと。大切な時計だから、やはりチェックすべきところは時間をかけて見て欲しいので許容範囲の期間です。
とは言え2週間弱で見積もりが出た時には「もう出たんだ!」と喜んでしまいました(笑)
気になる値段はと言うと…
合計金額が4万もいかない!?驚きすぎて見積書を2度見してしまいました。もっと費用がかかるものだと思っていたので、嬉しい限りです。
早速、オーバーホールへと進めてもらうように連絡しました。いよいよエクスプローラーⅠがオーバーホールされます!
見積書が出て約3週間でカナルクラブからメンテナンス完了の連絡があり、次の日には1つの段ボール箱が届きました。
箱のなかには次のものが入っていました。
梱包材にしっかりと包まれて、ようやく相棒との再会です。おかえり!
早速腕につけ、慣れ親しんだ重みからエクスプローラーⅠが帰ってきたのだと実感。
自分で巻かなくても、ちゃんと動いてくれています。心なしか文字盤やガラスが綺麗に見えるような。
以前のようにエクスプローラーⅠを腕に付けることができて、またこいつと仕事を頑張ろう!という気持ちが出てきます。
改めてメンテナンスの完了メールや、時計の取り扱い方が書かれた紙やパンフレットを読みました。ちなみにメールにはこんなことが。
*自動巻きタイプの時計は、到着時、ゼンマイが巻き不足の状態になっております。
そのため、遅れやズレ、止まりなどの不具合が生じることがございます。
自動巻きであっても「手巻き」にてゼンマイを全巻き状態にしてからご使用いただきますようお願い致します。
時計を振るなどいたしますと内部パーツに負担が掛かり不具合や故障の原因となります。
同封の小冊子にも記載しておりますのでぜひご覧くださいませ。
このメールと、パンフレットに書かれた自動巻き時計の扱い方を読んで驚く私。
「時計を振るなどいたしますと内部パーツに負担が掛かり不具合や故障の原因となります」って。オーバーホールするまで、振ってゼンマイを巻いていましたよ!
私の場合は購入したところの店員さんから「自動巻きのゼンマイの巻が足りない時は振れば大丈夫」と聞き、それを信じてこれまで振っていました。恥ずかしいですが、まさか全く知らないうちに自分で故障の原因を作っていたなんて…。
オーバーホールをきちんとしてくれただけでなく、時計の扱い方も丁寧に教えてくれたので、カナルクラブに依頼して本当に良かった。評判が良いのも納得です。
今回のオーバーホールを通し、大切なロレックスを修理依頼する際には愛用者たちによる評判が良いことはもちろんのこと、「ロレックスを長く大切に使って欲しい」という姿勢で時計を扱ってくれる修理店に頼むべきだと強く思いました。
オーバーホールを引き受けて下さった修理店「カナルクラブ」に感謝。本当にありがとうございました!時期が来た時には、またカナルクラブにオーバーホールの依頼をしたいです。